伝説的鏝絵師の入江長八は江戸時代の左官です。彼の功績もあって、優れた漆喰(しっくい)細工が美術品として理解されるようになりました。

漆喰 しっくい 建材販売 株式会社相輝

漆喰(しっくい) 入江長八

鏝と漆喰の芸術家 伊豆の長八

入江長八

 入江長八は天祐又は乾道と号し、文化12年8月5日伊豆国松崎村明地に生まれました。 父は兵助、母はてごといって貧しい農家の長男でした。

 生来の手先の器用さに、将来は腕をもって身をたてようと志し、 12才のとき同村の左官棟梁関仁助のもとに弟子入りし、 19才のとき江戸へ出て、絵を狩野派の喜多武清に学びました。

 かたわら彫塑の技を修めて、これを左官の業に応用し、漆喰(しっくい)を用いて、絵を画き、 あるいは彫塑して華麗な色彩を施し、新機軸をひらいて、ついに長八独特の芸術を完成しました。

 日本橋茅場町の不動堂再建にあたっては、当時27才の長八は選ばれて表口御拝柱の製作にあたり、 左右の柱に見るからに風を巻き雲を呼ぶかと思われる一対の龍を描き上げて、一躍名人として名声を博しました。

 浅草観音堂、目黒祐天寺、成田不動尊など各地に名作を残し、鏝で伊豆の長八が日本一と全国にその名を讃われました。

長八美術館

伊豆の長八美術館 しっくい

所在地:静岡県賀茂郡松崎町松崎23
TEL:0558-42-2540
開館時間:午前9時〜午後5時
休館日:年中無休

 入江長八の漆喰(しっくい)作品は、関東大震災においてほとんど焼失していまいました。

 現存する作品は、伊豆の長八美術館に展示するもののほかは、 三島の龍沢寺、郷里松崎の浄感寺、春城院、重文岩科学校などにとどめるのみとなりました。


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